院長あいさつ
院長 再度開業に至った経緯を ひとりごと
産婦人科の医師に皆様が要望することはなんでしょうか。
産婦人科を専攻することにして、35年になりますが、いつも自問しています。
とても人間の生活とは考えられない臨床研修医の生活の時は、目の前の雑多な仕事をバタバタと片付けるだけでしたが、研修が終わり、自分なりに仕事の楽しさ、やりがいを感じるようになってきました。
出産に立ち会い、一緒に喜び、やりがいも感じることができました。また、たくさん手術を経験して色々と技術が身につくことに喜びも感じました。慢性的な人手不足の産婦人科は、夜も当直が多く、身体的にはきつい日々でしたが、当直先の先生方、看護師の方々のお手伝いができる喜びと生活費のため一生懸命でした。
40歳を前にして、今後の人生設計を考えないといけないとき、今後何を仕事の中心にすべきか自問しました。そして、2002年開業することとしました。
主に出産を取り扱うクリニックを経営し、たくさんの出会いに恵まれました。私の人生の宝物です。しかしながら、体力的に夜間の出産に立ち会ったあと、朝からの外来診療に携わることが、きつくなってきました。
人のご縁とは不思議なもの。ひょんなことから、譲渡を希望する医師と出会うことができ、大切に思っていた職員の引継ぎもしてくれることとなったので、2020年に医療法人を譲渡しました。
20年毎に自分を見直すように考えていましたので、40歳、60歳で決断できたのは、自分なりには満足でした。
しかし、そのあとの計画がなかったのです。
毎日暇になって、さて さて 困りました。
同年代の人はまだまだ仕事をしています。定年退職もしていません。あげくに 夜たたき起こされる生活が長かったので、夜間に携帯電話で起こされた夢で飛び起きる始末です。
というわけで、産婦人科医として、もう一度自分に何ができて、何ができなくなっているかを自問してみました。今までの産婦人科人生でできた事、できなかった事を再考してみる。
出産はずいぶん立ち会いました。手術も現代の手法とは異なっていましたが、たくさんさせていただきました。子宮脱などのやや高齢の方の手術もたくさんさせていただきました。
そうやって、一つ一つ考えていくと。
そういえば不妊症の治療は取り組まなかったなぁー。更年期の悩みも一生懸命耳を傾けなかったなぁー。生理痛の人の悩みも すぐ薬を使うことを考えていたなぁー。中学生、高校生の生理痛で登校できないという悩みを単なるサボリ癖のようにあしらっていたなぁー。とか。
反省点が沢山出てきました。
ということで、人の経営しているクリニックで働くのではなく、もう一度自分の理想を実現するため、再度開業することにしました。
不幸な話ですが、新型コロナ感染症の流行と重なったため、いろいろと不都合が生じていますが、日々理想の実現のため、診療に取り組んでいます。コロナ対策として、話をすることで情報が得られることに関しては、できるだけオンライン診療で行っています。
話やすい雰囲気を大切に今後も診療をしていきたいと考えてます。
どうぞよろしくお願いします。
院長 和泉 孝治
新規にチャレンジします
- 更年期でお悩みの方々の相談
- 生理痛、PMS、PMDDの相談
- 脱毛(婦人科診療所ならではの取り組みの挑戦:医療レーザー脱毛)
- アンチエージングへの取り組み
抗酸化作用、疲労回復、免疫力の向上:高濃度ビタミンC点滴
医療レーザー機を使用したフェイスアップ、トーンアップ
美白:白玉点滴、注射
基礎代謝の向上:カルニチンダイエット注射
ニキビ治療:皮膚科的アプローチに加えて女性ホルモン的アプローチ - 緊急避妊 診察時間が他院と多少異なっていますので、出来るだけ対応します