開院 一周年

おかげさまで 満一周年を迎えることができました。ひとえに皆様のご愛顧のおかげです。御礼申し上げます。
出産を取り扱わない小さなクリニックとして開設しました。大都市とちがい岐阜でこのような形態のクリニックが成り立つのかどうか。
正直、不安でした。まだ、余裕のある状態には ほど遠いですが、地道にコツコツと頑張って行くつもりです。
深夜に出産で仕事をして、次の朝から外来診療に全力投球!というわけではありませんから、外来がどんなに忙しくても平気です。
まだまだ、皆様のお役に立てるように頑張って行きます。

おかげさまで、外来受診してくださる方も順調に伸びてきました。しかし、その反面、予約時間ピッタリで診察できないことも増えてきました。これらを解決するために、ルナルナオンライン診療を開始しました。
 意外にも、岐阜市内の方は殆どなく、他府県の方が多く受診されることは意外でしたが、沢山のメリットを感じています。より、利便性を高めるために、こちらの方の利用も増やしていきたいと考えています。

実は 還暦を迎えました。家族にお祝いしてもらった時の写真です。(愛犬と似顔絵)

もうすぐ 満1年です

昨年(2020年)11月2日に開院して、早いもので1年が経過しそうです。
入院施設のない医療機関として、何ができるか?試行錯誤の日々でした。
新型コロナ感染症の流行もあり、どうしたら皆様のお役にたてるか、色々と考えさせられました。
出産を取り扱わない(扱えない)ことで、産婦人科としてお役にたてることが限定され、色々と悩みました。
しかし、出産取り扱いだけが産婦人科医の役割ではない。ことも教えられた1年でした。
 出産を終えたご婦人は、産婦人科を選ぶときに、妊婦さんが沢山お待ちの待合室に自分がいることに申し訳なさを感じている方が、一定数いらっしゃることも知りました。
当院も、以前のクリニックで出産された方が、また妊娠され、妊婦健診に受診してくださっている方がお訪ずれられます。
しかし、完全予約制にしているため、妊婦さんの前後を予約をしぼり、ゆったりできるように工夫しています。
そのため、妊婦さんに他の方々がお会いすることは殆どないと思います。(会ってはいけないとは思いませんが)

最近の当院の傾向ですが。

①避妊相談(低容量ピル、子宮内避妊リング)
②生理痛、生理不順(特に何ヶ月も生理が来ない)、生理の出血がとまらない。
③更年期の悩み
④まだ不妊専門医に受診していない、妊娠できていないご夫婦
以上の方々が多いようです。また、カンジダ、細菌性腟症などの感染症関連の方も多いです。

やはり、妊婦さんは少ないですね。(以前のクリニックで出産された方が妊娠で訪ねてくれると本当にうれしいですが。)

また、つぶやき ます。

コロナワクチン接種会場にて

岐阜市でも妊婦(および家族)の優先接種が開始されたのはご存知だと思います。
新型コロナワクチンは最近は施設接種が主な方法に移行してきています。
しかし、産婦人科は施設接種機関となっていないか、なっていても接種数に限りがあるための措置だと思いますが。
本日は 妊婦優先接種があるということで、応援に出務してきました。

写真は個人情報保護のため、まだ接種会場に誰も入場していない状態です。
妊婦さんと、その家族ばかりなのかと思っていましたが、優先接種受付時間がすぎたあとは、通常の受付をしたそうでした。
このため、12歳以上の小児、40歳代の方など多彩でした。

しかし、本日は仕事とはいえ、とても幸福な気持ちになれました。
昨年、自院を他人に譲渡して、毎日出産に立ち会う生活に お別れしました。
充実した日々でしたが、やりきったか?といわれると、もう少ししていても良かったかな?と思っていました。
会場が近かったせいもあるかと思いますが。

何人もの妊婦さんから、「先生 お元気ですか?」おなかの子をさすりながら「この子も先生に取り上げてもらいたかった」とか
中学生、高校生のお母さんから「この子は先生に取り上げてもらったんですよ」とか
私がクリニックを譲渡したことをご存知ない中年の方から「職員の・・・さん、元気ですか」とか
「娘が3人目を妊娠したって昨日聞きました。またお願いしますね」とか

会場にいたのはわずか3時間程度でしたが、なんだか、とっても幸せな気持ちにしてもらえました。
もちろん、色々と最近悩んでいることなどの相談もありました。(これもうれしいんですよね)

昨年は体力的に もう産科は無理かな。同僚の先生も病気されたし。
などと、弱気になった時期もありました。

しかし、本日のワクチン接種会場の数時間で。
まだまだ、頑張ってみよう。まだ、お役にたてることもあるかもしれない。
と、思えました。

最近は 外来受診していただける方々に 勇気づけられたり、励まされることが多くなりました。
長い期間 独り言を お休みしていましたが、元気に外来診療しています。

両満川に咲く、彼岸花です。

暑いですね 美しいお花をどうぞ

暑い日が続いています。熱中症にはくれぐれもご注意ください
当院は南向きで窓も大きいため、夏の日差しで昼間とても暑くなります
ブラインドでは全く遮熱効果がなく、遮熱フィルムを貼って見ましたが、これも効果がありませんでした。
外にブラインドを取り付け、やっと少し涼しくなりました。しかし、営業しているのか休業しているのか、わかりにくくなりました。
幸いにして、当院は完全予約制なので、それでも営業には支障が少ないのですが。

いつも当院をとても気にかけてくださる実業家の方がおみえになります。
時々顔を出して、元気にやっているか、確認してくださいます。
そして、今回は職員の誕生日を覚えてくださっていて。
素晴らしいお花を贈ってくださいました。
すばらしいお花をみると、心がなごみますね。

感謝です

余裕のない私は、「当院の開院は11月ですよ。忘れてましたか?」なんて、言っちゃいました。

全くもって   失礼しました

オンライン診療(考えること)

オンライン診療を始めましたと、先日 このコーナーで書きました。
医者は、最近電子カルテの導入のせいで、キーボードと液晶モニターを見ている時間が多いことに気がつきました。
特に、キーボードが不得手な医者は、その傾向が強いと思います。
簡単に言うと「患者さんの顔を見ていない!!」ということです。

オンライン診療のよいところ。
液晶モニターの上にカメラがついているので、患者さんの表情がとても よく見えます。
自分は 患者さんの顔を良く見ているつもりだったんですけど・・・。
今回、オンライン診療して 気がついたことです。おかげで、話が弾みます。

それと

予定時間いっぱい話をしても、終わって回線を切断したあと、話が足りなかったことに気がつくことが意外と多い。
お手紙を入れることになりますね。
これから、徐々に時間内で必要なことをちゃんと話す。聞く。
慣れていくつもりです。

学生から、医師国家試験が終わって研修医になったばかりの気分です。
新鮮で、楽しいです。

ご利用をお待ちしています。
変則的な時間に受診できるようにしています。どのような時間に皆様の需要があるのか?
こういうことも含めて、楽しいです。

楽しいなんて、不謹慎でしょうか。
でも、明るく接することで元気のでない方に元気を届けたいと思っているのですが。