岐阜市でも妊婦(および家族)の優先接種が開始されたのはご存知だと思います。
新型コロナワクチンは最近は施設接種が主な方法に移行してきています。
しかし、産婦人科は施設接種機関となっていないか、なっていても接種数に限りがあるための措置だと思いますが。
本日は 妊婦優先接種があるということで、応援に出務してきました。
写真は個人情報保護のため、まだ接種会場に誰も入場していない状態です。
妊婦さんと、その家族ばかりなのかと思っていましたが、優先接種受付時間がすぎたあとは、通常の受付をしたそうでした。
このため、12歳以上の小児、40歳代の方など多彩でした。
しかし、本日は仕事とはいえ、とても幸福な気持ちになれました。
昨年、自院を他人に譲渡して、毎日出産に立ち会う生活に お別れしました。
充実した日々でしたが、やりきったか?といわれると、もう少ししていても良かったかな?と思っていました。
会場が近かったせいもあるかと思いますが。
何人もの妊婦さんから、「先生 お元気ですか?」おなかの子をさすりながら「この子も先生に取り上げてもらいたかった」とか
中学生、高校生のお母さんから「この子は先生に取り上げてもらったんですよ」とか
私がクリニックを譲渡したことをご存知ない中年の方から「職員の・・・さん、元気ですか」とか
「娘が3人目を妊娠したって昨日聞きました。またお願いしますね」とか
会場にいたのはわずか3時間程度でしたが、なんだか、とっても幸せな気持ちにしてもらえました。
もちろん、色々と最近悩んでいることなどの相談もありました。(これもうれしいんですよね)
昨年は体力的に もう産科は無理かな。同僚の先生も病気されたし。
などと、弱気になった時期もありました。
しかし、本日のワクチン接種会場の数時間で。
まだまだ、頑張ってみよう。まだ、お役にたてることもあるかもしれない。
と、思えました。
最近は 外来受診していただける方々に 勇気づけられたり、励まされることが多くなりました。
長い期間 独り言を お休みしていましたが、元気に外来診療しています。