子供達への性(生きる)教育の必要性

子供達に性教育を!というと、「まだ必要ない」とか「寝る子を起こすな」とか「なんにでも興味を示す年頃なので学習に集中させたい」とか言われます。
しかし、産婦人科医がおこなっている性教育講座は、皆さんが思っているような「性行動の衝動をあおる」ようなものではありません。
どちらかというと、自分を愛すること。自分を見守ってくれている地域の人たち、家族、学校の先生方などを愛すること。傷つけないこと。
そのためには、最低限の知識を持っていましょう。
と、いうものです。
知識がないことにによって、大切な命、健康を守れないことがある。地域のコミュニティを守れないことがある。ということなんです。

たとえをあげるなら、洪水や土砂崩れの危険性が迫っているときに、避難行動をとらないといけませんね。
でも、避難の場所、持って行く物品、経路の安全性など、最低限の知識と用意が必要ですよね。

それと、同じレベルと思って頂いた方がよいと思います。

相手が嫌がっているのに行為をしてはいけません。とか、避妊をせずに行為をしてはいけません。などを中心にお話をしているわけではありません。
もっと、人間的に大切なこと。
相手を思いやる心。自分、家族を愛すること。故郷を大切にすること。
普通の倫理教育の延長だと思ってください。 

第16回市民公開講座  性感染症の最近のトピックスについて学ぼう!(7月29日2:00から4:30 じゅうろくプラザにて)

の内容はそういった意味で、とても参考になると思います。ぜひ、お越しください。